Lマウントカメラ情報局

Lマウントカメラに関する情報を動画、スチル用を問わず発信します。

2020年1月現在発売されているLマウントカメラ

まずは、何はともあれLマウントカメラの紹介

一応念のため書いておきますが、Lマウントと言ってもライカがその昔だしたレンジファインダーカメラ用のL39スクリューマウントではなく、2015年にライカが発表したライカLマウントの事を差します。

Lマウントの特徴

直径51.6mm フランジバック20mm APS-C用のTLレンズ群を含みます。当然APS-CクロップになるもののTLレンズはSLやLUMIX S1シリーズに使用可能です。

 

意外と多いLマウントカメラ

今まで発売になっているLマウントカメラはAPS-C用(2014年時のライカTマウント含む。Tマウントと呼ばれていたものもLマントレンズが使用可能)も含めて現在までに9機種が発売されています。

 

メーカー毎の内訳

 ライカ5機種:SL、TL(APS-C)、TL2(APS-C)、CL(APS-C)、SL2

 パナソニック3機種:LUMIX S1R、S1、S1H

 シグマ1機種:SIGMA fp

 ※APS-C以外のカメラは全てフルサイズの撮像素子を搭載

 

Lマウントレンズの起源 ライカSL

 Lマウントのアライアンス発表で世に知られる事になったLマウントですが、Lマウントの初号機は2015年に発売されたライカSLです。当時はSLマウントと言っていた記憶があります。当時はその大きさとアルミむきだしのデザインから「レンガ」と称される事が多かったように思います。個人的にはめっちゃカッコいいと思いますが。。。

https://videosalon.jp/wp-content/uploads/2018/02/LEICA-SL-1024x622.jpg

https://videosalon.jp/interview/leica/ (VIDEO SALONより)

各メーカーの現行の最新機種

各メーカーの現行の最新機種を新しい順に記載します。

・ライカライカSL2(2019年11月発売)

イカとは思えないほど、電子化が進んだ最新機種。

47MPix、4K60p 8Bit4:2:0ながらクロップ無しの撮影が可能。4K30pであれば10Bit 4:2:2 L-Log撮影も可。ぱっと見SLと同じに見えますが、SL2は革張りになっています。

https://static.leica-camera.com/var/leica/storage/images/pim/products/photography/sl-system/sl-cameras/leica-sl2-typ-299-baseline/4506837-3-eng-MA/Leica-SL2-Typ-299-Baseline_teaser-1200x800.jpg

https://jp.leica-camera.com/Photography/Leica-SL/Leica-SL2 LEICA HPより

 

・シグマ:SIGMA fp(2019年10月発売)

フォビオン搭載機が初のLマウント機になるかとおもいきや、24MPixベイヤ機で登場したのがSIGMA fpです。24MP、動画屋さんとしてきになるのはこれが外部SSD収録した場合は4K24pながら12Bit CinemaDNG撮影が可能になること。メカシャッターを搭載せずにフルタイム電子シャッターのためスチルでの動きモノの撮影はローリングシャッターによるスキューが発生しやすいですが、意欲的な面白いカメラ。

https://www.sigma-global.com/common/cameras/fp-series/index/images/header_image.png

https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp-series/ シグマHPより

 

パナソニックLUMIX S1H(2019年9月発売)

ウチのチャンネルをご覧の方はご存知。ヘ◯タイカメラの代名詞S1H。24MPix。Netflixが唯一使用を認めるミラーレスカメラ。Super35mmながら10Bit4:2:0の4K60p撮影が可能。10Bit 4:2:0 6K内部収録も可能のミラーレスカメラの形をしたシネマカメラ。スチルの為にこれを買う人は皆無だと思います。尚、スチルの際はローパスフィルタが無いS1の方が解像感が高いです。一方でS1は動画でモアレが発生するケースがありますがS1Hは流石にローパスフィルタで対策がなされています。

 とにかく、動画を撮るためのカメラ(とは言え、私はこれ1台で動画もスチルも撮ることが多いですけど)

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1h/img/top/s1h_top_mv_pc.jpg

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1h.html パナソニックHPより

 

パナソニックLUMIX S1(2019年3月発売)

スチル機能をメインに動画とのバランスが良い機種。24MPixでそこそこの画素数で高感度特性も高い。動画は8BitのSuper35mmながら4K60pまで撮影が可能。有料オプションDMW-SFU-2のアップグレードキーで10Bit 4:2:2の4K30pの撮影が可能となるため、映像制作にも使えるコスパの良いカメラ。

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1/img/top/s1_top_mv_pc.jpg

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1.html パナソニックHPより

 

パナソニックLUMIX S1R(2019年3月発売)

フルサイズスチル機として2020年1月現在DxOマークでフルサイズ最高評価の100ポイントを叩き出したガチのスチル機。尚、このカメラを超えるカメラはハッセルブラッドのX1D-50cとPentax 645Zの2機種のみ(いずれもフルサイズよりも撮像素子が大きい中判カメラ)α7RⅣは99ポイントで4位

※尚同率100ポイントにD850とα7RⅢがありますが、同じ100ポイントの3機種中もっとも上位として記載されているのがS1Rになります。まぁ写真も動画もベンチマークなんて関係ないっちゃないけど、気になりますよね。

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1r/img/s1r_top_mv_pc_190517.jpg

 

 

https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1r.html パナソニックHPより