GH5SとS1の動画撮影時における高感度比較動画の紹介になります。
昨年の6月に私のチャンネルで公開したものですが、ここでも紹介したいと思います。おそらく、直接Youtubeのサイトで4Kでフルスクリーン表示しないと違いはわからないと思います。
フルサイズかマイクロフォーサーズか？高感度対決 LUMIX S1 vs GH5S
この動画に関しては、当時はS1に10BitのLog撮影の有償ファームが発売される前のテストでしたので、S1の方は8Bit 4:2:0での撮影になります。とは言えノイズ感という観点ではこのテストが多くを物語っていると思います。
GH5SとS1の高感度のアドバンテージは1.5段程度
詳細にご覧になった多くの方は、そう感じると思います。流石にS1はノイズが少なく低照度下での撮影のアドバンテージがありますが、GH5Sの画質もこうやってみるとかなり健闘していると思います。（動画中では検討とミスタイプしていますが。。。）
コスパを考えるならGH5Sか
私の考えを書いてみます。以前も書いていた話ですが、特に飛行機撮影などの高感度＆望遠領域での動画撮影は、S1/S1Hのアドバンテージがあるが、トータルコストとして考えた場合のGH5Sのコスパは非常に高い。と思います。※あくまで動画撮影という観点です。
同動画では「S1+400mmF5.6」 vs 「GH5S+200F2.8」という組み合わせ同士で比較した場合に関して考察しています。つまり両者開放撮影であれば2段明るいGH5Sが画質的に勝ると言えます。逆にS1で400mmf2.8を使えばGH5Sに対して同じ画角で1.5段のアドバンテージが出せますがコストがかかります。
以前、System5さんのサイトに寄稿させて頂いた下記の記事でも、同じ考えを述べました。
クオリティ重視ならやはりS1/S1H
とは言え、大きさ、重量、コストを度外視して考えるならはやりS1/S1Hに画質が軍配があがります。当たり前ですけど。。
特に400mmF2.8などのレンズを使ってしまえば、今まで見たことの無いクオリティの夜間での望遠動画がいとも簡単に撮れてしまうので、それを思うとまさに「沼」です。
尚、EF400mmF2.8もボディ内手振れ補正が強力なS1/S1HであればIS無しの初期型でブレの少ない撮影できるので場合によっては中古で30万円以下（場合によっては20万程度）のレンズでこのクオリティを実現出来たりします。
動画のノイズ感とDxO Mark
DxO Markなどのサイトでセンサーベンチマークというものを多くの（マニアックな）方が参考にされると思いますが、あのISOテストというのはあくまで静止画でのRAWベースの比較となり、動画の画質という観点では参考にならないと思っています。
というものS1とほぼ同じセンサスコアの、とあるカメラでの動画画質とS1の画質ではノイズの出方はかなり差があるからです。（現状でもそうかは不明ですが、センサースコアが同じなのに高感度でディテールが無くなった上に、更にハンチングっぽい現象が出て残念に思ったカメラはあります。）
動画として好ましい高感度画質というのは、人によって違うと思いますが、ある程度ノイズは有りながらも、その粒が小さく、ディテールが残るものが後処理でしやすいものだと思います。ぱっと見、高感度のノイズが少ない様に見えて、ディテールを塗りつぶしたかの様な映像になってしまうカメラもあるので、拘る方は、そこらへんも購入する際の判断基準として考えた方がよいかと思います。
個人的にはS1/S1Hユーザーを普段使ってる印象を書くと、高感度領域でのノイズの出方は粒が細かくディテールが残っているため、必要に応じて後処理でノイズを消しやすく、ユーザー側に自由度を持たせた画質だと思います。
フルサイズかマイクロフォーサーズか？高感度対決 LUMIX S1 vs GH5S
