先日下記の記事を書いたばかりですがシグマから残念なアナウンスがされています。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/eventreport/1172463.html
昨年のCP+での発表では2020年には発売する!と宣言をしていたフルサイズフォビオン機ですが、2020年中の発売を断念する旨の発表がありました。
SIGMAは、2018年9月の「Photokina 2018」でLマウント採用のフルサイズFoveonセンサー搭載ミラーレスカメラの開発を発表いたしました。つづく「CP+ 2019」において同カメラの発売を2020年とご案内してのち、その実現にむけ鋭意開発を進めてまいりました。
しかし、最新の開発情報にもとづいて慎重かつ厳正な検証を重ねた結果、現時点でもフルサイズFoveon X3センサーの量産化に見通しがつけられておらず、2020年中の発売は不可能であることが確実となりました。
現在の開発状況に鑑みても具体的な発売予定について明言できる状況にないため、当該カメラの製品化計画については一旦リセットし、センサー技術の開発まで立ち返ってプロジェクトを仕切り直すことといたしました。
全文は下記からどうぞ。
これが、製造を行うファブの米TSI Semiconductors側の製造上の問題なのか、それとも設計を行っているSIGMA側(Foveon社)での設計上の課題が発生しているのかは謎ですが、いずれにせよFFF(フルフレームフォビオン機)の発売は、実現したとしても少し先の話になりそうです。
月産2,5000枚ウエハキャパの米TSI Semiconductors
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/eventreport/1172463.html
フォビオン特有の等倍での解像感の高さは見ていても気持ち良いですし、Lマウントに移行した私としても非常に気になっていました。
一度製品計画をリセットしプロジェクトを仕切りなおすという事なので、じっくり腰を据えて素晴らしい製品が2021年に発売されることを期待せずにはいられません。