Lマウントカメラ情報局

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S1H Firmware Ver2.0 ProResRAW対応が延期

 

 当初2020年5月25日リリース予定だったATOMOS NinjaVでの外部RAW記録対応を延期するというもの。ただし、RAW対応以外の機能追加はスケジュール通り提供される模様です。

 ただし、この情報は一部大手のメディアが報道していますが、panasonicのHPでは現在正式なアナウンスがされていないので、そちらを待とうと思います。

 思えば昨日のSysytem5さんのツイートで下記のものがありました。

  その時点で、遅延するのではないかと推測しておりましたが、残念ながらもう少し待つ必要がありそうです。

主要メディアの報道

 映像関連の超大手メディアとDPREVIEWがファームウェアの遅延に関して報道しています。www.cinema5d.com

www.dpreview.com

 とは言え、5.9K 撮影時のダウンコンバートHDMI出力という多くのユーザーが待っていた機能は提供されるようで、5.9Kでのモニタリングが可能になるという点ではファームウェアアップする意義は大きいと思います。


firmware2.0で提供されるファームウェア

 正式アナウンスされていないのでまだ未確定ですが、予定通り5/25にRAW撮影機能を省いてリリースされるという報道がされています。

https://news.panasonic.com/jp/assets_c/2020/04/NRR2020168277_00-thumb-2006x1134-5955607.jpg

・[6K]、[5.9K]、[5.4K]の動画記録中のHDMIダウンコンバート出力に対応
・クリエイティブ動画モード時、シャッターボタン全押しによる動画記録開始/停止を無効化できる機能を追加
・クリエイティブ動画モード時、コントロールパネルから「動画画質(マイリスト)」を選択できる機能を追加
・フォトスタイル[V-Log]の調整項目[ノイズリダクション]の設定値に[-1]を追加。これにより、特定の撮影環境で残像が発生する現象を改善
・撮影時のHDMI出力映像に、MFアシスト拡大表示を出力しない設定機能を追加
・4:2:0/10bitでの動画記録時、特定の撮影環境でバンディングが見えやすくなる現象を改善
など

 主要メディアからの情報によると基本的にRAWアップデート以外のすべての機能は盛り込まれる模様です。

 特に一番目の[6K]、[5.9K]、[5.4K]の動画記録中のHDMIダウンコンバート出力に対応というのは5.9K撮影時に外部モニタが使えない旧仕様から大きく機能向上するアップデートになります。HDMIを介してクライアントモニタが使えなかったがために、5.9Kではなく4Kで撮影したという例は少なく無いようですので、今回のアップデートは意義は大きそうです。

 

 そのほか当初のファームウェアアップデートの内容に関しては過去記事を参考にして頂ければと思います。

l-mount.hatenadiary.jp

まとめ

 Nikon ZシリーズのRAWアップデートでもかなりの時間を要していましたので、HDMIを介しての外部RECでのProRes RAWの対応というのはかなり技術的に難しいのではないかと思います。特にS1Hでは5.9KをHDMIを介してRAW記録させるというある意味スペック破りの対応をしているわけなので、開発の中の人には頭が下がる思いです。

 今回の延期に関しては、多くのテスターが新ファームでのβテストを繰り返しているようですので、その中からフィードバックがあったものだと推測しています。

 また、ATOMOSをはじめとする多くのProResRAWのデモを見る限りはかなり完成度は高いと思いますので、この延期はあまり長い時間待たされないのではないかと推測しています。

 ぜひ、RAWファームウェアが正式に出たらその機能を満喫したいと思いますので、正式対応まで楽しみに待っていようと思います。


S1H Firstlook β - DNA of H -

 

 

筆者:SUMIZOON

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